農のこころ丸山美沙夫
老の血の覚むるやあおき七日粥 山口 斗人 俳誌『みすゞ』から。正月の七日に若菜を入れた粥を食べると、邪気を除き、万病にかからないという風習。平安時代には宮中、江戸時代には庶民の間に広がり、今日も残されている。真白な粥の中に七草や若菜の鮮やかな色彩は身心を覚まし引き締める思いだ。昭和の戦時戦後を生き抜かれた農人の新しい年に向う姿だ。
(新聞「農民」2019.1.21付)
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[2019年1月]
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