本邦初公開3本含む5作品を上映
第12回国際有機農業映画祭
450人余が来場し大盛況
多国籍企業に翻弄される
農民を描いた「トマト帝国」など
第12回国際有機農業映画祭が11月18日、東京・法政大学市ヶ谷キャンパスで開かれました。本邦初公開の3作品を含む5作品が上映されたほか、3分間ビデオや生産者によるトークイベントも行われました。のべ450人余りが訪れ、会場いっぱいの熱気あふれる映画祭となりました。
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展示・販売コーナーにも多くの人が訪れました |
初公開作品のひとつ「トマト帝国」では、中国産加工トマト缶の流入により収入を絶たれたアフリカの小規模トマト農家が、イタリアのトマト園でわずかな賃金で働かされ、給与の不払いなどで苦しめられている姿も描き出されていました。
いま、入管法の改正問題でクローズアップされているように、多国籍企業の思惑に翻弄(ほんろう)される農家や労働者の姿が見える「トマト帝国」などの上映作品は、上映会用の貸し出しもされています。興味のある方は国際有機農業映画祭運営委員会か、農民連食品分析センターの八田純人所長までお問い合わせください。
(新聞「農民」2018.12.10付)
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