国会前行動
国民大運動など3団体
日欧EPA
審議1日だけに怒り
農業の維持に国は責任果たせ
農民連・小倉副会長が決意表明
国民大運動実行委員会など3団体は11月28日、国会前行動に取り組みました。250人以上が参加し、安倍政権の横暴なやり方に怒りの声を上げました。
主催者を代表して全労連の小田川義和議長があいさつ。「民主主義がないがしろにされているこの危機を多くの人に伝え、たたかいを強めていく必要がある」と呼びかけました。
決意表明では農民連の小倉毅副会長(千葉)が発言。「今日一日で日欧EPA(経済連携協定)の承認案を、外務委員会で通してしまおうとしている。実に腹立たしい」と怒りの小倉さん。「今60歳代の農家が歯を食いしばって農業を続けているから、米が食べられている」と指摘。「1次産業は基幹産業であり競争させる産業ではない。維持をするのは国の当たり前の責任。世界は家族農業重視へと変わってきている。来年の参議院選挙では農村から『アベやめろ』の変化を起こしていきたい」と決意を述べました。
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日欧EPAの乱暴な進め方に怒りのスピーチをする小倉さん |
行動提起で中央社会保障推進協議会の山口一秀事務局長は「今日提出した署名、3000万人署名を中心に64万3539人分は一つ一つが国民の声。この声をさらに積み上げて、安倍政権を一日も早く退陣させていこう」と呼びかけました。
また日本共産党の仁比聡平参院議員が国会情勢報告を行いました。
(新聞「農民」2018.12.10付)
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