農のこころ丸山美沙夫
現し世をそこはかと生き〓(ひつじ)の穂 ※1 西 彰 俳誌『みすゞ』から。農に携わって生きて来られたのであろう。「そこはかとなく」は、なんとなくという句意でもある。しかし、「〓の穂」の取り合わせから感じるのは、刈り取った稲株から新芽を出し再び青稲となり二番穂を稔らせる「〓穂」。作者の思いは、そこに据えられている。厳しい米作農家の逞しさを潜めている。
※1 〓は禾に魯(環境依存文字) (新聞「農民」2018.10.29付)
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[2018年10月]
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