遺伝子操作の食べ物
こんなに!
埼玉県南食健連が学習会
今年4月に発足した埼玉県南都市近郊・見沼田んぼ農業・食糧・健康を守る連絡会(埼玉県南食健連)は9月29日、さいたま市で、天笠啓祐さん(遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表)を講師に「遺伝子操作って何?」の学習会を開き、30人が参加しました。
天笠さんは、講演のなかで「遺伝子技術は最近の遺伝子操作、ゲノム編集の開発によって飛躍的に効率が上がり、より安易に遺伝子操作ができるようになった。それをアメリカを中心に軍事技術に応用しようという研究が始まっており、極めて危険だ」と問題を提起しました。
さらに「今でもトウモロコシ、大豆、ナタネなどはその大半が遺伝子組み換えになっている。また、遺伝子組み換え食品の表示を緩め、表示しない方針が国によって進められていることは重大だ」と述べ、遺伝子操作にストップをかけるための運動の強化を訴えました。
また、参加者から「遺伝子組み換え農産物が世界に広がっていることや知らないうちに食べさせられていることにがく然とした」「この技術は、農薬や化学肥料を大量に消費させ、モンサントなどが大もうけできるしくみだ」「安倍内閣がアメリカと組んで生物兵器として活用しようとしていることに驚いた」などの声が寄せられました。
学習会を後援した、埼玉農民連も、遺伝子組み換え農産物を阻止するための運動を強めていくことにしています。
(埼玉農民連 松本慎一)
(新聞「農民」2018.10.22付)
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