「農民」記事データベース20181008-1330-02

沖縄県知事選挙

「オール沖縄」玉城デニーさん勝利

新基地建設ノー、安倍政権に痛打!


 翁長雄志知事の急逝に伴う沖縄県知事選挙が9月30日に投開票され、「オール沖縄」の玉城デニー前自由党衆院議員(58)が、得票率55・1%を獲得し、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=らを大差で破り、初当選しました。

 最大の争点だった米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に対し、県民は前回知事選に続いてノーを突きつけました。玉城氏の勝利は、首相官邸をはじめ国家権力総動員で県民の民意を押しつぶそうとした安倍政権に対する痛烈な審判になりました。

 農民連は、玉城氏が翁長知事の遺志を受け継いで知事選挙に出馬する決意を表明したことを歓迎し、推薦状を送りました。選挙戦では、沖縄県農民連をはじめ、農民連本部や全国からの支援を得て、「基地のない平和な沖縄を」「県内農業の振興で豊かな沖縄を」と訴えました。

 沖縄県知事選での勝利は、沖縄への米軍基地の恒久化、憲法改悪、日米FTA(自由貿易協定)をもくろむ安倍政権に痛打を与えるとともに、来年の統一地方選挙、参議院選挙での野党勝利の大きな展望を開きました。

(新聞「農民」2018.10.8付)
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2018年10月

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