「農民」記事データベース20181001-1329-11

旬の味


 9月9日9時、“しゅ木”の綱に「平和」への思いを込めて鳴らした鐘。もう10年近く前になるだろうか。知人に頼まれて行った近くのお寺。今は私の大切な朝▼9は憲法9条の9、9条の会の9、長崎に原爆が落とされた8月9日にちなんで、お寺や教会で鐘を鳴らすようになったと聞いている。今年も「2度と過ちは繰り返さない!!」との決意で“しゅ木”を鐘に当てた。響きは届いただろうか▼「戦争は絶対いやだ、ダメだ」と私達は言う。しかし、今行われている改憲論議、そして私達のよく知らないところで決議されていく法案等々、自らの生活・くらしを直接結びつけて考えられていないのが現実ではないか▼「上を向いてつばを吐く」と言った友達がいたが、私も疑問だらけの毎日。そして思う。考えることを停止せず、驚き、違和感等々、出そう、語ろう、考えようと……▼振り返れば、よくなったことだってたくさんある。あきらめず、がんばった人達がいたから……。今私もあきらめずに、と。

(え)

(新聞「農民」2018.10.1付)
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2018年10月

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