「農民」記事データベース20180924-1328-06

農のこころ

丸山美沙夫


 陽の通ふ道に従う稲架の風

          小林 曽

 俳誌『みすゞ』から。稲刈り作業はコンバインによるものが大勢を占める時代となっている。すぐ乾燥機に入れ、短期間に精米される。しかし、稲架にこだわり自然乾燥で美味しい米づくりを目指す農家もある。この句から風通しの良い道なりの条件を巧く活用している農の知恵が面白い。農びとの逞しさを潜ませている。

(新聞「農民」2018.9.24付)
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2018年9月

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