「農民」記事データベース20180910-1326-09

旬の味


 和歌山県農民連では、全国農民連の『ブックレット』をもとに合宿研修を行い、シンポジウムに取り組むことになりました▼先月末、県農民連と紀ノ川農協の共催で開催し、パネリストには、生産法人代表、和歌山大学教授、全国農民連の笹渡義夫会長、日本共産党の紙智子参院議員の4人になっていただきました▼一昔前の親からもらった財産は、絶対に減らさぬよう身を粉にして働くという後継者のイメージではなく、いきいきとした発言が続きました。各パネリストも取り上げられた「クワを杖にしてでも畑に行きたい」「83歳だが10年後も畑に出ていたい」という農業を生きがいとする発言が相次ぎました▼「2年間の農家での研修が終わり、独立しようと思うが不安もある」「姉妹で農業を営んでいるが、労働力不足に悩んでいる」という、若い方の農業を取り組むうえでの不安とともに、多くの前向きな発言が続きました。日本人の胃袋は自分たちが満たすという使命と誇りが感じられ、元気をもらいました。

(良)

(新聞「農民」2018.9.10付)
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2018年9月

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