沖縄県知事選玉城デニー氏出馬へ
沖縄県の翁長雄志知事の急逝にともなう県知事選挙(9月13日告示、30日投票)で、玉城デニー衆院議員(自由党幹事長)は8月29日、那覇市内で記者会見し、辺野古新基地阻止の一点で結集した「オール沖縄」の候補者として、知事選への出馬を表明しました。玉城氏は「翁長雄志知事の遺志を引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する立場だ」と表明しました。
農民連は30日、玉城氏が翁長知事の遺志を受け継いで県知事選挙に出馬する決意を表明したことを熱烈に歓迎し、玉城氏を推薦して勝利のために力を尽くす決意であるとする推薦状を送りました。
玉城氏は、1959年沖縄県与那城村(現うるま市)生まれ。ラジオのパーソナリティーやタレントを経て、2002年9月に沖縄市議会議員選挙に当選(1期)。09年から衆院議員(4期)。現在、自由党幹事長兼国会対策委員長。58歳。
平和で豊かな沖縄を必ず勝ちぬく!沖縄県農民連 前田 順(63)=畜産、糸満市 辺野古新基地は
4年前、オール沖縄の翁長さんは公約破りの仲井真知事に10万票の大差をつけて当選した。「イデオロギーよりアイデンティティー」「基地は沖縄県経済の最大の阻害要因である」「国土の0・6%の沖縄に全国の74%の米軍基地がある。辺野古の新基地は絶対作らせてはならない」と県民をリードし、命尽き果てるまで闘った。 |
玉城候補に期待する前田さん |
翁長さんはいつも沖縄はアジアのダイナミズムの中で地理的条件や自然、優れた沖縄の文化によって観光をはじめ流通、農業など経済成長の可能性があると話していた。
アベノミクスは大失敗に終わるであろう。年金など国民の金を株につぎ込み、日銀は次の一手も打てない終末期に入った。揚げ句の果ては軍拡とカジノだ。沖縄に基地容認を強いるために沖縄振興資金を減らし基地再編振興資金で心を買おうとする。バカにするな。私達は沖縄の経済成長のためにも基地を造らせない。力を合わせて県民の中へ入って行く。あらゆる方法をもって選挙戦をたたかう。必ず勝つ。
この知事選挙は、翁長知事の遺志を受け継いで辺野古新基地建設反対の立場を明確にしている「オール沖縄」の玉城デニーさんと、沖縄県民の総意を踏みにじって新基地建設を強行する安倍政権言いなり候補者とのたたかいです。
この選挙の結果は、沖縄の未来とともに、日本の進路を左右する重大なたたかいであり、安倍政治に重大な影響をもたらすことは必至です。
沖縄県知事選挙に必ず勝利して基地のない沖縄と、憲法の生きる日本への展望を開こうではありませんか。
4年前、公約を破って辺野古埋め立てを承認した仲井真前知事に対して、「建白書」の実現を掲げて当選した翁長知事は、新基地ノーの公約を守り、県民の先頭に立ってたたかってきました。
翁長知事は、子育て支援やくらし、農業の発展にも取り組み、施策を前進させてきました。基地に頼らない「平和で誇りある豊かな沖縄」こそが翁長知事のめざした道です。これを妨害し基地を押し付けてきた政府・自民党の県政奪取を断じて許してはなりません。彼らは、基地問題の争点を隠しながら、政府・与党の総動員体制で沖縄県民に襲いかかってくることは間違いありません。
たたかいの構図は「建白書実現をめざすオール沖縄」対「基地推進の政府と自公維勢力」です。首相官邸総がかりの攻撃を打ち破っていくためには、安倍政権による9条改憲のたくらみに反対し、基地のない沖縄・日本を願う全国の人々の力を総結集することが求められています。短期決戦にふさわしく、次の取り組みへの全国のみなさんの緊急のご協力を心から訴えます。
○沖縄の知人、友人に電話で支持を訴えてください。
○選挙募金などの支援を広げてください。
選挙募金口座(必ず通信欄に「沖縄県知事選挙募金」とお書きください)
郵便振替口座 00100―2―103051
名義 農民運動全国連合会
[2018年9月]
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