安倍9条改憲NO!
3000万人署名
−各地で奮闘つづく−
福島
“子どもを戦争に”はイヤ!
若い母親たちがSNSで大拡散
福島県北農民連・橋本光子さん
全国で積極的な取り組みが進んでいる「安倍改憲NO!」3000万人署名。福島県北農民連の会員でリンゴ農家の橋本光子さん(福島市)は、これまでに約250人分を集めました。
昨年の秋、地域の新日本婦人の会の会員から10枚の署名用紙を預けられ、「こんなに集まるかな?」と一瞬不安がよぎりました。ところが、ちょうどリンゴが収穫時期だったために、直売に来てくれたお客さんなどに気軽に署名を頼んでいたところ、あっというまにいっぱいになり、用紙をコピーしなければならないほどに。
「『戦争はイヤ、憲法9条を変えないで』というのは、誰もが賛成してくれる、当たり前の願い。『おっかないものでないし』と言う人、『家族みんなの分もだから、1枚じゃたりない』と言う人、協力を頼んでことわる人はほとんどいなかったですよ」と橋本さんは言います。
さらに署名用紙は、家族や知人も「私も家族や知り合いに頼んでみっぺ」と広がっていきました。そしてそのうちの1枚を見た、親戚の一人で、子育て中の30代の若いお母さんが、なんとスマートフォンのSNSアプリ「LINE(ライン)」を活用して、友達に協力を呼びかけてくれたのです。
その若いお母さんは、内容がわかるように署名用紙を写真に撮ってLINEにアップ。すると同世代のママ友から「子どもたちが戦争に行くことにでもなったらたいへん。大事なことだと思うから、協力します」と次々と連絡が入り、用紙をさらに追加でコピーし、合計で30枚分もの署名が集まりました。
スマートフォンのアプリを活用したために、全国に散らばる友達にもいっせいに呼びかけることができ、署名は福島だけでなく、全国から集まったそうです。「『光子さん、署名用紙、もっとちょうだい』って言われた時はビックリした。子育て中の若いお母さんが憲法に興味を持って、応えてくれたのがうれしかった」と橋本さん。
「実際に戦争に行くのは若い人たち。若い世代の子どもや家族を戦争に送りたくないという切実な思いを感じました」
(新聞「農民」2018.3.26付)
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