農のこころ丸山美沙夫
畦火朝より老残に立ち上る 城取 信平 俳誌『みすゞ』を主宰する作者の一句。早春の頃、すでに田仕事とし畦焼く火が立ち上っている。風もなく絶好の日だ。畦の枯草を焼いて害虫駆除する昔からの手法の一つ。こんな時に役割を果たせるのは古老であろう。高齢化のもと、農を支えてきた人々の逞しさ。燃え立つ炎に血脈も騒ぐか、元気に精を出す姿を見せて。
(新聞「農民」2018.3.19付)
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[2018年3月]
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