茨城・百里平和公園で初午祭
平和の大切さを若い世代に
――基地に反対して半世紀以上――
2月11日、航空自衛隊百里基地内の百里平和公園(茨城県小美玉市)で、今年も百里初午祭が行われ、県内外から300人が集まりました。
茨城農民連は毎年参加しており、焼き芋と土佐文旦産直協同組合(高知)の文旦を販売しています。文旦5箱は完売し、焼き芋160本を売ることができました。
当日、中央農民組合事務局長で、百里基地反対同盟の梅沢優さんがあいさつに立ち「私たちは半世紀以上、ここでたたかってきました。だんだん人も減り、なかなか世代交代ができませんが、今日もこれだけ多くの人に集まっていただけました。これからもがんばります」とあいさつしました。
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平和を語り継いだ百里初午祭 |
若い労働者の苦しみに寄り添い
梅沢さんのあとには、茨城農民連を代表して、県連書記局員の私があいさつをしました。
私は、「昔、百里の農民は、豊作でも平和でなくてはダメだ、と言ってたたかったと聞きました。今、若い世代は、平和でも食っていけなくてはダメだ、と考える人が多く、非正規雇用、低賃金、長い残業、過酷な労働環境に苦しんでいます。どうかその苦しみに寄り添って、助けてください。そして、平和の大切さを伝えて、僕たちの仲間をもっとたくさん増やしてください」と呼びかけました。
(茨城農民連 入江赳史)
(新聞「農民」2018.3.12付)
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