この人
農民連女性部の新部長に就任
沖津由子さん
(青森・南部農民組合事務局長)
今こそ農村女性の出番です!
今年2月に福島市で開かれた農民連女性部総会で、新しく部長に選出されました。
青森県横浜町で、町議を務める夫と一緒に水稲3町歩、長芋、ゴボウ、ニンジンなどの野菜を、ナタネや小麦などと輪作しながら約1町歩、耕作しています。ナタネは圧搾式で搾油・販売。地域の女性部で「9条花壇」のとりくみにしたことも。
「自信もないし、正直なところ部長を引き受けるか悩みました」という沖津さん。そんな背中を押してくれたのが、「あなたなりにがんばってみたら?」というお姉さんの一言でした。
「農家の女性たちはみんな、家事でも農作業でもすごく働いていると思います。そういう農村女性のがんばりが正しく評価される世の中にしたい。そしてつらい時、たいへんな時に“一人じゃないよ”と支え合える、そんなつながりが、地域でも、全国でも広がれば、すごく大きな力になれるはず」と沖津さん。
「国連でも家族農業への再評価が進み、女性の果たす役割もますます重要性を増しています。今こそ私たち農村女性の出番です! 安倍改憲や農政改革などたいへんなことは山積みですが、持続可能な社会と、小規模家族農業の発展をめざして、難しいことやわからないこともみんなで率直に議論できる、そんな女性部にしていけたら」
(新聞「農民」2018.3.12付)
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