「農民」記事データベース20180312-1302-10

この人

農民連女性部の新部長に就任
沖津由子さん
(青森・南部農民組合事務局長)


今こそ農村女性の出番です!

画像  今年2月に福島市で開かれた農民連女性部総会で、新しく部長に選出されました。

 青森県横浜町で、町議を務める夫と一緒に水稲3町歩、長芋、ゴボウ、ニンジンなどの野菜を、ナタネや小麦などと輪作しながら約1町歩、耕作しています。ナタネは圧搾式で搾油・販売。地域の女性部で「9条花壇」のとりくみにしたことも。

 「自信もないし、正直なところ部長を引き受けるか悩みました」という沖津さん。そんな背中を押してくれたのが、「あなたなりにがんばってみたら?」というお姉さんの一言でした。

 「農家の女性たちはみんな、家事でも農作業でもすごく働いていると思います。そういう農村女性のがんばりが正しく評価される世の中にしたい。そしてつらい時、たいへんな時に“一人じゃないよ”と支え合える、そんなつながりが、地域でも、全国でも広がれば、すごく大きな力になれるはず」と沖津さん。

 「国連でも家族農業への再評価が進み、女性の果たす役割もますます重要性を増しています。今こそ私たち農村女性の出番です! 安倍改憲や農政改革などたいへんなことは山積みですが、持続可能な社会と、小規模家族農業の発展をめざして、難しいことやわからないこともみんなで率直に議論できる、そんな女性部にしていけたら」

(新聞「農民」2018.3.12付)
ライン

2018年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2018, 農民運動全国連合会