「農民」記事データベース20180305-1301-04

Tigers(タイガース)
農業めざして

大阪


阪南で泉州農業の
振興を考える学習会

 大阪農民連阪南(農民組合)は、2月11日、泉佐野市内で「農家が元気になる!新春・学習・交流のつどい」を開催しました。「つどい」に先立って、山下博会長を先頭に各自治体・JA、各団体を直接訪問して案内しました。当日は、組合員・協力者とともに大阪府・市の職員、民主商工会、新日本婦人の会の方々など多数参加していただきました。参加した40代の専業農家が農民連の正会員に登録、ほか会員外の兼業農家2人も加入を検討することになりました。

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都市農業の振興を考えた学習会

 「つどい」では冒頭に、農業問題の研究者で和歌山大学名誉教授の橋本卓爾さんに「都市農業をめぐる新しい局面を踏まえて―大阪・泉州農業の振興を考える」と題して記念講演をしていただきました。

 講演では、(1)これまで都市農業は、都市開発にとって「邪魔なもの」として排除・放置されてきた。それが今日、「必要なもの・保全・振興へ」と大きく変化してきている、(2)先祖から預かった農地を都市農業者が知恵と工夫によって「受難の歴史」をくぐり抜けて都市農業を守ってきた――ことを力説しました。

 最後に、全国・大阪の優れた経験から学び、t(楽しい農業)、i(生きがいのある農業)、ge(元気になる農業)、r(リッチな農業)、s(素敵な農業)の「タイガース(Tigers)農業」をめざしてがんばることが呼びかけられました。

 懇談会の中では、「行政として何を具体化するのかよくわかる話で勉強になった」、「行政として何を具体化するのかよくわかる話で勉強になった」「未耕作地が広がって管理に困っている」(阪南市)、「親父も年で相続税対策が不安」(泉佐野市)など感想や質問が出され、橋本さんがていねいに答えました。

 参加者は「今日はいい勉強になりました」と確信を深めていました。最後に泉和彦副会長が参加者にお礼を述べ、今後のご協力を呼びかけました。

(大阪・農民組合阪南支部協議会 下村晴道)

(新聞「農民」2018.3.5付)
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2018年3月

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