「農民」記事データベース20180205-1297-19

旬の味


 年が明けて2月に入り息子がベトナムに出張。昨年はイスラエルとベトナムに出かけた。転職して早々忙しそうだ。成田、羽田空港の利用は年々増加している。外国語の表記も増えてきて、多くの観光客でにぎわっている▼首都圏空港機能強化という名目で飛行路直下の住民を騒音でさらに苦しめることが起きようとしている。成田は内陸空港のため、多くの住民がこの騒音で苦しみ続けてきたが、新たに造る滑走路と飛行時間の延長で多くの騒音地域が生まれ、睡眠時間も奪われることになる▼成田空港ができて40年。経済発展もしたが、その一方、騒音下で暮らす人々の姿は減り続けてきた。健康な生活を送るために必要な睡眠時間は7時間。6時間ではがんや心疾患などにかかるリスクが急増するといわれている▼朝5時から夜中の12時半まで飛ぶ飛行機の騒音は許せないと、地元住民は声をあげている。開港時の約束は朝6時から夜11時の飛行時間。静穏時間の確保は絶対に譲れない。子や孫のためにも。

(Y)

(新聞「農民」2018.2.5付)
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2018年2月

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