農のこころ丸山美沙夫
田仕舞ひの煙とけゆく峡の空 今村 庸浩 俳誌『白炎』から。秋の取り入れが済んでからも、田んぼや畑の後片付けもいろいろとある。秋耕を済ませて、籾殻や藁くずを燃やしたりする。あちこちにその煙が立つ。「田仕舞ひ」はその最後の田園の景となる。雪の降る地方では、十一月半ばになると、寒さも厳しくなるが、峡に上る煙はほっとする風情ともなる。
(新聞「農民」2017.11.27付)
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[2017年11月]
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