「農民」記事データベース20171120-1288-14

“里山をおしゃれに”テーマに

田んぼアート 稲刈りまつり


福岡・若宮農民組合
初めての取り組み

 福岡県宮若市の若宮農民組合で今年初めて取り組んだ田んぼアート「幸せも一緒に収穫する稲刈りまつり」を10月14日に開催しました。農民連の会員だけでなく、地域の様々な方々を巻き込み、宮若市の広報でも紹介されるほどの大イベントとなりました。

 上空から撮影にドローンが登場

 田んぼアートのテーマは、ずばり「里山をおしゃれに…」。指南役をしてくださった山口県農民連書記長の世良輝久さんのアイデアを拝借しました。このテーマで話し合ううちに次々に農家の発想が湧き、カラー積み木を使っておしゃれな看板を手作りしたりと、“おもしろい”田んぼアート祭りの展開となりました。

 まつり当日は前日までの雨の後で田がぬかるみ、とても大変でしたが、参加者たちが心ひとつにして手刈りや掛け稲をがんばり、上空には地域のドローンパイロットが操るドローンが登場! 笑顔でドローンに手を振る参加者たちの写真が、後日届けられました。

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田んぼアートに関わったみなさんと一緒に

 ひと味違う料理みんなが舌鼓

 午後からは「宮若うまい米ミニコンクール」。3品種のお米の味を食べ比べるシール投票や、八木山川漁協の皆さんの協力で、イノシシ汁や鹿肉の大和煮、鹿肉カレーなどひと味違った料理が提供され、参加者みんなで舌鼓を打ちました。

 公民館では、山口県農民連の世良さんが地域の農民連で楽しく取り組んでいる「里山をおしゃれにデザインする」というお話も。メインステージには、北九州大学の学生による竹で作った巨大なスタードームが設置され、その中でしめ縄づくり体験が行われたほか、ポン菓子や餅つき、子どもたちの大喜びのゲームなど盛りだくさんのプログラムとなりました。

 14を超える団体120人も参加

 最後に、宮若農民組合で米作りに挑戦している北九州大学のメンバーに、因(ちなみ)泰光組合長から感謝状が手渡されました。

 今回協力いただいた方々は14団体を超え、約120人もの参加者で田んぼアート稲刈りまつりは大成功となりました。ご協力いただいた方々に感謝です!

(福岡・若宮農民組合 藤嶋嘉子)

(新聞「農民」2017.11.20付)
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2017年11月

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