農のこころ丸山美沙夫
荒畑の孤塁となりて紅(べに)鬼灯(ほおずき) 丸山美沙夫 農地が耕作放棄地となって増えている。とりわけ中山間地の過疎化は深刻である。かつて食糧難の時代には、開拓されて農地化した貴重な農地である。このまま放棄地が増えてゆけば多くの集落も消えていくだろう。背丈に余る雑草木に覆われている中に、燃えるような紅鬼灯を見つけた。農の眼もきらりものを言う。
(新聞「農民」2017.11.20付)
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[2017年11月]
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