原料にも販売先もこだわり
茨城農民連女性部
埼玉のしょうゆ工場見学
大型の台風21号が去った10月24日、茨城農民連女性部「ゆいの会」の第28回総会と、埼玉県神川町(旧神泉村)のしょうゆ会社のヤマキ醸造の見学を兼ねた移動総会を行いました。
第28回総会も移動のバス内で
総会では、各支部の活動や、農業の厳しい現状などの報告がありましたが、改めて「くらしの中で女性の力は大きい。仲間を増やし、農業、食糧、平和への運動を積極的に進めよう」と確認しあいました。
蔵見学をしたヤマキ醸造は、1902年創業のみそ・しょうゆの醸造会社で、水のきれいなこの地を選んで、こうじ屋から始まったそうです。今も創業以来、代々受け継がれてきた伝統の杉おけを使って、昔ながらの醸造法でみそとしょう油を100年以上、つくり続けており、「自家農園、委託農園の自然農法栽培で原料にもこだわり、販売先も厳選している」などの説明をしてくれました。建物の周りにも大豆畑が広がっていました。
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みそ、しょう油づくりの説明を受ける参加者 |
契約ものは全量買い上げると…
農家としてうれしかったのは、契約栽培した物は、全量買い上げるということです。それぞれの品質に合わせて、これはみそに、そっちはしょうゆにと加工するそうです。
敷地のとなりの「豆富会席・紫水庵」での豆腐と旬野菜の創作料理も大変おいしく、豆乳ドレッシングのレシピなども教えていただき、楽しい秋の一日を過ごしました。
(茨城農民連女性部 池田公子)
(新聞「農民」2017.11.6付)
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