農のこころ丸山美沙夫
日の匂ひ水の匂ひや稲の花 佐伯 啓子 『ザ・俳句歳時記』から。青稲の茎が膨らんで、二百十日を前後して薄緑の稲の出穂が一斉にはじまる。その穂粒に小さな白い花を咲かせる。近寄って見ないと見失いそうな目立たない花である。花期の強風雨は収穫の良否にも影響する大事な時。ほのかな稲の花の香りと、水田の匂いは、この時期の里の匂いでもある。
(新聞「農民」2017.8.28付)
|
[2017年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2017, 農民運動全国連合会