旬の味
暑中お見舞い申し上げます。私たちの町の農家は、6月から8月はサンショウの収穫作業に追われています。毎日暑いなかの作業ですが、軽いことと換金性が高いことから急激に生産量が伸びてきました▼昔のことを言いたくありませんが、私の親の世代から、私たちの世代にかわるころには柿、みかんが栽培され、夏は昼休憩の時間を利用したりしてフナ釣りに、冬は鉄砲を持って狩猟にと趣味を楽しむ姿もありました。最近ではそんな遊びは体力的にも無理なようです▼その高齢化に歯止めをかけようと、町内にいくつかの町おこし団体が運動を展開しています。私の住む地域でも、盆踊りを復活させようと取り組んでいますが、昨年は応援に来てくれている和歌山大学生以外に踊る姿はあまり見えませんでした▼一方、町に住み着き荒れた遊休農地を借り受け、花木や野菜の生産に取り組む新規就農者も出てきています。新規就農者がいかに地域に溶け込んでいってもらうか、町とともにがんばらねばと思います。 (良)
(新聞「農民」2017.8.7付)
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[2017年8月]
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