農のこころ丸山美沙夫
草取りの夙(しゅく)に腕肘土の色 敷地あきら 『ザ・俳句歳時記』から。作者は二〇一五年一二月に八四歳で逝去。亡くなるまで十数年新俳句人連盟会長を務めた生粋の印刷労働者。農に携わる人への関心も高い。朝早く野に出、草刈りや収穫にあたる。日中の暑い日は避け、屋内で出荷作業など。日差しが傾く頃に、また野外に出る。腕肘の日焼けを捉えた逞しさ。
(新聞「農民」2017.8.7付)
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[2017年8月]
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