「農民」記事データベース20170626-1268-10

旬の味


 北上してきた桜前線も先月11日に到着し、農作業も忙しくなってきました。今冬は雪が少なく強い風も吹かず穏やかだったこともあり、土壌凍結も浅く雪解けとともに畑に入ることができるようになりました▼4月後半にはウシさんたちを運動に出せるようになり、牛舎の中にいた牛たちを全て外に出すと牛も人もホッとします。5月の中頃には昼夜放牧での搾乳となり、雪が降り始めるまで外で過ごします▼現在では自然豊かなこの地でも放牧を主体にした酪農家は減り、一年中舎飼いでエサを与え、搾乳する酪農家が増えました。中小規模の酪農家の離農が急速に進行し、「畜産クラスター」なる事業で更なる大型化が進んでいます。堅実な酪農家の離農、後継者に継がせない農家が増えています▼ところでわが家の放牧地には今年に入って珍しい訪問者が現れました。以前からエゾシカは常連でしたが、タンチョウ(ツル)の若鳥が毎日のように朝夕に3羽から7羽ほどが飛来するようになり、ウシたちもビックリ!

(イ)

(新聞「農民」2017.6.26付)
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2017年6月

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