「農民」記事データベース20170626-1268-05

農のこころ

丸山美紗夫


 初郭公違へずめぐる農暦

         小林 茂敏

 俳誌『白炎』から。五月中旬ごろ飛来する渡り鳥で、低い山や平地の樹林に生息する。農家では田植までの作業となり、畑作も物種を撒いたり、植え物をする時節がやってくる。古くから「郭公が鳴いたから豆を撒く」と言われてきた。巡りくる自然や環境は、生きものと農業とも深く関わっている「農暦」なのである。

(新聞「農民」2017.6.26付)
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2017年6月

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