「農民」記事データベース20170612-1266-04

農のこころ

丸山美紗夫


 余り苗届き最後の田を満たす

           丸山美沙夫

 田植えは、昔の手植えから田植機による作業に大きく変わった。数日の間に辺り一面が植田となる。農仲間は苗不足や早苗田の災害などを心配して、お互いに余り苗を捨てず、しばらくの間保管していた。補植や不足した農家に分けてやる。「結い」の互助意識が培われてきたからだろう。今も活かされている絆である。

(新聞「農民」2017.6.12付)
ライン

2017年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2017, 農民運動全国連合会