農のこころ丸山美紗夫
植田澄む水の地球のひとところ 木野なほみ 『ザ・俳句十万人歳時記』から。植田が広がり、水田の静かに輝く景は美しい。田園の水鏡は、周辺の村里や山脈も映し出している。作者は意外にも「地球」という大景を捉えて詠む。地球の何処かで飢えた人々、戦争や紛争によって人の命も奪われている。農に生きるわが里の立ち位置を重ねているようにも思える。
(新聞「農民」2017.6.5付)
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[2017年6月]
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