「農民」記事データベース20170424-1260-08

地域の話題
あれこれ

新潟 鈴木亮


地域で活発な共同の力を
さらに進化させていこう

 継続した流れが勝利に導いた

 4月8日に第8回となる「立憲主義と憲法9条を守る新潟県民の集い」が新潟市の新潟県民会館で開催されました。

 集会は県憲法センターと平和運動センターが中心となり、2013年から年2回の開催を継続しています。県内から1500人が参加し、今回は翻訳家の池田香代子さんを招いての講演、呼びかけ人によるスピーチやパレードも行いました。

 この継続した流れが一昨年の総がかり行動へとつながり、市民連合への結集にも結びついてきたといえるもので、参院選と県知事選勝利という結果に導いた源流だと感じています。

 また、この共同は地域でも活発になっていることが重要で、選挙になれば「地域連絡調整会議」という選対となって活動しています。立場を超えた一点での共闘が広く市民や有識者とのつながりを深めており、戦争法NO!の取り組みにとどまらず、原発やTPP反対運動でも発展させてきています。

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「集い」終了後は新潟市内をパレード=4月8日

 オール野党と市民はひとつ

 しかし、選挙をたたかううえで、すべてスムーズに進んできたわけではなく、各政党や団体同士がよく知らないなかで、ギクシャクしながらの候補者選びや運営の調整には様々な苦労もあったのは事実です。

 新潟県内の政党支持率は自民・公明両党で50%近くを占めており、簡単には勝利できない状況にあるため、かなりの選挙区では頑張らないと簡単には勝利はできません。

 参院選でも開票率99%まで結果がわからず、わずか2279票差で、野党統一候補が勝利しました。いまでは「オール野党と市民はひとつ」の合言葉で勝利した経験をさらに進化させていけば、来る次期選挙でも勝利することが可能だという思いになっています。

(新聞「農民」2017.4.24付)
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2017年4月

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