日本の種子(たね)を守る有志の会と全国有機農業推進協議会が4月10日、国会内で集会を開きました。同集会は3月27日に次ぐ2回目で、200人が参加しました。
種子や遺伝資源の管理を長年にわたって研究してきた龍谷大学教授の西川芳昭教授が講演。西川さんは、農業にとって種子や遺伝資源の重要性を強調し、「日本は種子法によって公的管理が守られ、その遺伝資源が地域内や国内で循環し、利用されることを可能にしてきた。なぜ今、廃止しなければならないのか」と批判しました。
後半は、農水省と参加者との意見交換が行われ、会場からは廃止反対の声が噴出しましたが、農水省は「廃止しても種子の安定供給に問題はない」という回答に終始しました。
[2017年4月]
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