「農民」記事データベース20170424-1260-04

総がかり実行委と市民連合が街頭宣伝

野党が結束して安倍政権を退陣に

東京・新宿

関連/“共謀罪”強行許すな!


 安倍政権の退陣を求める大街頭宣伝が4月13日、東京・新宿駅前で行われました。駅前は、約1200人の聴衆であふれました。

 主催は、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)と「総がかり行動実行委員会」です。主催者あいさつした山口二郎・法政大学教授は、「いま権力の集中が進んでいる。腐りきった為政者にノーを突きつけよう。市民と野党が力を合わせ、安倍政権を退陣に追い込もう」と呼びかけました。

 各政党・会派がスピーチ。民進党の小川敏夫参院議員、日本共産党の小池晃書記局長、自由党の森ゆうこ参院会長、社民党の福島瑞穂副党首、参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表が、「野党が本気で結束して安倍政権を倒そう」と発言しました。

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(右から)小池、森、福島、糸数、山口の各氏

 学生や学者、弁護士が登壇。大学生は、「数の力でものを言わせる総理大臣はやめよ」と訴え、横湯薗子・前中央大学教授・元北海道大学教授は、「今は戦争前の状態に似ている。戦争を防ぐために、子どもたちの幸せを願って一緒にたたかおう」と呼びかけました。

 海渡雄一弁護士は、共謀罪の問題点を詳しく解き明かし、廃案にするよう訴えました。


“共謀罪”強行許すな!

国民大運動など 国会前集会に350人

 国民大運動実行委員会など3団体が共催する国会前集会が4月12日に開かれ、市民団体や労働組合などから350人が参加しました。

 主催者を代表して農民連の吉川利明事務局長があいさつ。「共謀罪は“戦争する国づくり”のために日本を監視社会に変えようとするもので、断じて許されない。今国会では農業競争力強化プログラムの関連8法案も審議されている。安倍政権を倒し、この暴走政治を止めていこう」と呼びかけました。

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力強くコールする参加者ら

 介護保険改悪の関連法案がこの日、衆院厚生労働委員会で強行採決され、中央社保協の山口一秀事務局長は、「この間、医療関係では数多くの法案が強行採決されてきた。この議会制民主主義無視の姿勢は本当に許せない」と抗議しました。

(新聞「農民」2017.4.24付)
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2017年4月

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