「農民」記事データベース20170417-1259-16

旬の味


 季節外れの雪が降り、4月だというのに桜のつぼみが暖かくなるのを待っている今日この頃です。先日、叔父の法要があり、親せきとの会話で「昨年9月末に妻がくも膜下出血で倒れた。救急の手当てで命はとりとめたが長期療養中」とのこと▼娘さんも嫁がれ、家ではひとり。「今感じることは普段の何気ない生活のやりとり、農作業や庭の手入れ、食事のことなど当たり前に過ごしたことができなくなったときに、何気ない日常の大切さをしみじみ感じる。日々を大切にしたほうがいい」と忠告してくれました▼新聞やテレビで安倍政権のめざす教育方向が見えてきます。軍国主義教育の柱だった「教育勅語」は戦前のことだと思っていました。秘密保護法、戦争法、共謀罪は日々の生活を奪うものです▼国連では、史上初めて核兵器禁止条約を主題にすえた国際会議が行われましたが、日本政府は不参加を表明。被爆国政府のとるべき態度ではありません。未来を生きる子どもたちのためにも平和を守りたい。

(Y)

(新聞「農民」2017.4.17付)
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2017年4月

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