農のこころ丸山美沙夫
春耕や空が覚ゆる大き息 山口 斗人 俳誌『みすゞ』から。歳時記では「耕」は春の季語。機械化がすすみ、耕運機を多く使うようになった。農耕はやっぱり晴れた日がいい。湿った土塊にたっぷり陽を吸わせ、有機質のある土壌で良い作物をつくるのが原点でもある。耕された地は息をするように仄と蒸気が立つ。この句は、大きな景を持って誘い込む。
(新聞「農民」2017.4.3付)
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[2017年4月]
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