「農民」記事データベース20170327-1256-03

森友学園疑惑 稲田防衛相は辞任せよ
共謀法 国民に中身知らせ運動強化を

3団体が定例の国会前行動

関連/種子法廃止しないで!


 国民大運動実行委員会など3団体は3月15日、定例の国会前行動を行い、250人が参加しました。

 全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)の山本淑子事務局次長が主催者あいさつ。森友学園疑惑にからむ稲田防衛大臣の辞任を求めるとともに、「政府が提出を計画している共謀罪の中身を広く国民に知らせ、提出を許さない運動を強めよう」と呼びかけました。

 全労連、東京土建、日本民主青年同盟、全日本年金者組合の代表が決意表明しました。

 農民連から齋藤敏之常任委員がマイクを握り、種子法廃止法案の問題点を解明。「種子は農民にとって大切なもの。米、麦、大豆など主要食料の種子は、都道府県が管理し、遺伝資源を守っている。これを民間任せにすることは許されない」と批判しました。

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種子法廃止法案の問題点を述べる齋藤氏(右)

 さらに、「私たちの食料をどうするかという根本問題が問われている。種子をモンサントなどバイオ企業がねらっており、私たちの種子を守る運動が求められている」と呼びかけました。

 日本共産党の島津幸広衆院議員が連帯のあいさつをしました。


種子法廃止しないで!

食健連農民連 衆院農水委員に要請

 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)と農民連は3月14日、主要農作物種子法を廃止しないよう求める議員要請を行いました。

 衆議院の農水委員会で「15日にも採決か」という情報があった中で急きょ行われ、農水委員の議員40人に対し、要請を行いました。

 食健連の坂口正明事務局長は「命にかかわる法律をゴリ押しするなど安倍政権の暴走が一層目立ってきた」と指摘。参加者に「農水委員に対しわれわれの思いを伝えよう」と呼びかけました。

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共産党の畠山和也衆院議員(左)に要請書を手渡す坂口事務局長

 訪問先では秘書などから「ファクスが届いていました」という反応も多くありました。一方「まだ、議員自身がこの問題を理解していないことが多いように見える」という感想も多く、引き続きファクスなどの働きかけを進めるとともに、委員会審議と採決がねらわれている来週に、もう一度議員要請を行うことも提起されました。

(新聞「農民」2017.3.27付)
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2017年3月

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