2017年国際女性デー中央集会戦争No!憲法守り生かす生活を農民連女性部登壇し訴え
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ジェンダー平等への思いを新たにした国際女性デー集会 |
主催者あいさつした日本婦人団体連合会(婦団連)会長の柴田真佐子さんは、「安倍政権は“戦争する国”へと突き進む一方、女性労働者の生命を危険にさらすような労働法制の改悪に乗り出しています。平和であってこそ女性の人権も守られます。今日をジェンダー平等の社会をめざす新たなたたかいのスタートとしましょう」と呼びかけました。
「標的の村」などのドキュメンタリー映画をつくり続けている映画監督の三上智恵さんが、「沖縄から伝えたいこと――戦争と人権、日本国憲法」をテーマに講演。三上さんは、昨年の米軍軍属による女性暴行・殺人事件や新基地建設とのたたかいの様子を織り交ぜながら、3月公開の新作映画「標的の島 風(かじ)かたか」に込めた思いを話しました。そして、「米軍基地の被害は、騒音や環境悪化、米軍の犯罪など直接のものでだけではない。アメリカが引き起こす戦争の出撃基地となることで、沖縄が反撃の“標的”となる。これが、沖縄の人々が基地に反対するもっとも大きな理由なのです」と強調しました。
運動の交流には農民連女性部も登壇し、「TPPは幅広い共闘で事実上発効阻止に追い込むことができました。引き続き皆さんと共同して大型FTA(自由貿易協定)を拒否するたたかいにとりくんでいきます」と、アピールしました。
この日までに集まった署名は、121万2281人分。参加した国会議員に手渡されました。
署名を受け取る糸数慶子参院議員(沖縄の風) |
「総がかり行動」の福山真劫さんが開会あいさつ。「沖縄と連帯し、基地建設阻止の世論を国会のなかでもつくり上げてほしい」と訴えました。
沖縄平和運動センターの大城悟事務局長が「沖縄の人口と同じぐらいの署名が集まり、感謝の気持ちでいっぱいだ。未来の子どもたちのために建設を阻止していく」と決意を述べました。
評論家の佐高信さんは、昨年の参院選1人区で沖縄と同様に東北6県の野党統一候補が勝利した成果を示し、「希望は沖縄、東北から。生活に根差していない安倍政権をひっくり返そう」と呼びかけました。
作家の鎌田慧さんは、沖縄に基地が建設され、島にミサイルが配備されている現状を批判し、「沖縄は歌い、踊りながらたたかい続けている。連帯して運動を強めよう」と呼びかけました。
政党では、民進党、日本共産党、自由党、社民党、沖縄の風の各国会議員が参加し、代表が連帯のあいさつをしました。
最後に、3月末を期日に、署名をさらに広げることが提起されました。
[2017年3月]
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