「農民」記事データベース20170306-1253-10

旬の味


 私は今、ピンクや白の梅の花が咲き誇る鹿児島県の甑(こしき)島に来ています。母の介護をしている姉としばらく代わるためです▼母の流動食には父と姉が小さな畑で育てたホウレンソウ、レタスなど、そして私が青森から送った長芋、リンゴなどを使って作っています。91歳になる父とは食事の後など遠い昔の思い出を話しています。今、2人目の孫が生まれようとしています▼私が鹿児島から遠く離れた青森へ、それも農家へ、周りの人たちの反対を押し切って飛び込んで28年。まだまだ“プロ”にはほど遠いですが、作物を出荷して「おいしかった」と言われるのが本当にうれしいです。私の“べっぴんさん”を多くの人に届けたいです▼第28回農民連女性部総会で、「食べることや身近なことで人とつながることは社会を変えることにもつながっている」と学びました。今年の女性部のテーマ「“生命を育む”“農の力”“作る喜び”“食べる笑顔”で未来を切り開こう」を目標にこの1年を全国の仲間と一緒に活動していきます。

(陽)

(新聞「農民」2017.3.6付)
ライン

2017年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2017, 農民運動全国連合会