「農民」記事データベース20170220-1251-02

日米FTA絶対許さない

TPP反対の共同 さらに大きく


官邸前で雨のなか抗議行動

 2月10日の日米首脳会議を前に、「TPPも日米二国間交渉も許さない! 官邸前アクション」が2月9日に行われ、約150人がみぞれ交じりの雨の中、集結しました。呼びかけたのは「TPPを発効させない! 全国共同行動」です。

 山田正彦元農水大臣が冒頭、「日本だけが、アベだけがアメリカ言いなりになっている。国を売るようなやり方に反対して最後までがんばろう」とあいさつ。各界からも発言が相次ぎました。

 農民連からは吉川利明事務局長がマイクを握りました。「TPPを漂流させたのは、私たち国民のたたかいがあったから。このことを見落としてはならない。TPPの水準が今後の交渉の基準になるのは非常に危険だ。TPPのたたかいでできたつながりを生かしてがんばっていきたい」と決意を述べました。

 オールジャパン平和と共生の植草一秀さんは「TPPはハゲタカの、ハゲタカによる、ハゲタカのための協定だ」と厳しく批判。日本消費者連盟の山浦康明さんは「グローバリゼーションの流れに真っ向から反対していこう」と呼びかけました。

 行動には民進、共産の各党と無所属の国会議員らも駆けつけ参加者を激励しました。

 参加者は寒空の中「日米FTA(自由貿易協定)絶対反対」「主権を守れ」「農業守れ」と力強くコールしました。

(新聞「農民」2017.2.20付)
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2017年2月

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