長野北部の豪雪被害
ブドウハウス・棚つぶれる
豊野地区生産100戸のうち13戸被害
1月16日から始まった農民連第22回定期大会に私も代議員として参加していました。17日早朝に妻から「大雪でブドウ棚が潰れそう」との電話入りました。朝食も取らずに電車に飛び乗りました。しかし、長野駅から自宅(長野市豊野)方面への電車は不通で、昼頃やっと自宅にたどり着きました。
早速見回ろうとしましたが、除雪が不十分なうえ、軽トラックでは無理で徒歩で見回りました。幸いわが家はブドウ棚もハウスも無事でした。周辺を見回すとあちこちでブドウ棚が潰れていました。
翌日近所を回るとハウスが3棟、ブドウ棚が10棟潰れていました。豊野地区には、ブドウ生産者が100戸くらいあります。27日現在で13戸が被害を受けています。生活道路は除雪されましたが、農道は除雪されず、被害状況は詳しくはわかりません。ハウスは、3年前の豪雪被害により国の補助で再建したものも含まれています。
ブドウ棚には共済制度がなく農家は困っています。また、リンゴや桃も太枝が2つに裂けてしまった園もあります。
地元の日本共産党議員に調査と対策を依頼し、18日には長野市に対し「大雪による農業・通学路や住宅などの被害の実態調査と被害者に寄り添った支援を求める申し入れ」を行いました。
28日には、農民連本部の真嶋良孝副会長も現地を視察しました。
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豪雪の被害状況を視察する真嶋副会長(左)と菊地さん=1月28日 |
私も、組合員の仲間とともに行政に働きかけたいと思います。
(長野県農民連 菊地信行)
(新聞「農民」2017.2.13付)
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