農のこころ丸山美沙夫
赤字なる冬田展がる夕の鐘 有賀 芳子 俳誌『みすゞ』から。いまアベノミクス農政は、TPP参加を強行し、内外の大企業が農地と農業を支配していく方向に向かっている。今の販売価格ではやっていけない。大多数の農家は離脱させられる。この句、冬田にそそぐ農の眼差しは、あきらめてはいない。農を守り生きようとする姿だ。夕の鐘は里に響き渡る。
(新聞「農民」2017.1.30付)
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[2017年1月]
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