旬の味
年末には1年を表す漢字1字や流行語が取りざたされましたね。でも、世界中の流行語はここ何年も「持続可能な」と「多様性」です。言いかえればこんな風にも〈楽しく採算もなければ続かない〉〈みんなちがって みんないい〉▼新年の新聞は、経済格差も上下の開きだけでなく中間層の崩落がひどく、政治への失望感、メディアへの不信感から怒りの持って行き場のない層が広がっていることを指摘しています。選挙棄権層がそのまま無関心層でも無党派層でもなく、最も怒って最も困っている人たちかもしれないとも。この層がどう動くかが世界の民主主義の岐路だとも▼この層に向かって、自分の頭で考え、何を考え、何をわかってほしいのかを自分の言葉で心の底から言う、地に足をつけた対話こそが今年の課題だとも言っています▼「生産者は消費者の健康を守り、消費者は生産者の生活を守る」を合言葉に40余年続けてきた私たちの産直運動も消費者側の担い手の育成と若返りをかけた1年が始まります。 (風)
(新聞「農民」2017.1.23付)
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[2017年1月]
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