農のこころ丸山美沙夫
線量をさぐる目玉や鍬はじめ 飯田 史郎 俳誌『俳句人』から。鍬始めは、新年になって初めて田畑に出て仕事をすること。また、正月十一日頃豊作を祈願する儀式などをいう。この句は、東日本大震災と東電の福島第一原発事故の現地を訪ねて詠んでいる。今もなお汚染され住処に戻れない人々、農土に生きる姿を目の当たりにして、捉えた感動が迫る。
(新聞「農民」2017.1.23付)
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[2017年1月]
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