農のこころ丸山美沙夫
七草粥ひもじき戦後の草浮かべ 下平比呂志 俳誌『みすゞ』から。戦時から敗戦へ、戦争からは解放されたとはいえ、食糧難の大変な時代であった。生き残った帰還兵たちも、開拓団として国土の荒廃した原野を耕して食糧を確保した。農家も必死で食糧生産に励んだ。七草粥は新年の目出度い風習だが、その頃のひもじさを「草浮かべ」に、深く滲ませている。
(新聞「農民」2017.1.16付)
|
[2017年1月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2017, 農民運動全国連合会