全国食健連が新春宣伝
一人ひとりが大事にされる
2017年に!
共同を発展させ、暴走政治止めよう
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は1月6日、東京・新宿駅前で恒例の新春宣伝を行いました。
労働組合や新日本婦人の会、農民連などから約20人が参加。「2017年は、一人ひとりが大事にされる年に!」と呼びかけるチラシを静岡のみかんと一緒に配り、260袋が、30分足らずでなくなりました。
宣伝では4人がマイクを握りました。農民連の吉川利明事務局長が発言。「昨年はTPP交渉参加国の市民の連帯したたたかいでTPPを事実上の漂流に追い込む画期的な成果の年となった」と強調し、「一方、安倍政権は、発効の見込みのないTPPを数の力で強行可決した。TPPでの譲歩を世界中に宣言することであり、極めて危険」と糾弾。「追いつめられているのは安倍政権。国民と野党の共同を発展させ、暴走政治を止めましょう」と訴えました。
全労連の川村好伸常任幹事はアメリカの異物混入基準を紹介し「こんな食品をどんどん輸入させることはだれも望んでいない。安倍政権にノーの声をあげていこう」と呼びかけました。
生協労連の中岡健太書記次長は「TPPの内容を国民に明らかにしないのは、世論調査でも明らかなように国民の支持が得られないから。安倍政権の国会で多数を握っているから何をやってもいいという姿勢は非常に危険だ」と発言。
全農協労連の星野慧さんは「安心・安全に暮らしていくためのルールを根こそぎ破壊しようとしたのがTPPと関連法案。多くの国で新自由主義に疑問の声が上がっている。安倍政権の動きは、世界の流れに逆行しているのは明らか」と話し、「政治に対し、しっかり監視の目を向けていこう」と呼びかけました。
(新聞「農民」2017.1.16付)
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