九州ブロック女性部交流会
福岡県うきは市で開催
女性が元気なら農民連
全体が明るく元気に!
農民連九州ブロックの女性部交流会が11月30日から12月1日の2日間、筑後川温泉とフルーツの里、福岡県うきは市で開催され、宮崎・熊本・鹿児島・福岡の女性たち20人が参加しました。
地元、福岡からは、柿の出荷が重なり、大忙しのなか懇親会に駆けつけた石井明美さん、生後2か月の赤ちゃんを抱いて参加した古賀由美香さんをはじめ、男性陣も加わり、にぎやかで温かい交流会で日頃の疲れを癒やしました。
全国連女性部事務局長の藤原麻子さんから女性差別撤廃条約の骨子が説明され、全国の女性部の取り組みが紹介されました。各県からの報告では、熊本の野口絹代さんが、「熊本地震の発生直後、農民連として何をすべきかと考えた。そして多くの人が水を求めて奔走していたとき、真っ先に水やおにぎりを持って駆けつけてくれたのは農民連の仲間だった。全国連副会長の笹渡(義夫)さんがいち早く熊本入りし、支援体制を整えてくれた。全国連女性部の久保田(みき子)部長から“最終ランナーとしての使命をまっとうしてください”というメッセージをもらい、気持ちの整理ができた」と話しました。
また、同じ熊本の笹渕美津子さんが、「地震直後、わが家の倉庫が支援物資の一時受付場所となり、次々に届く全国の農民連からの支援物資に圧倒され、農民連のすごさを感じました」と話しました。
福岡女性部は、「自生ナタネの採取に取り組み、こんなにも身近に遺伝子組み換えナタネが生えているのが驚きだった!」と活動を報告。鹿児島からは、台風で直売所が吹き飛ばされたが困難を克服して再開に至った経過が報告されました。
この交流会で、九州ブロック女性部のリーダーのバトンが鹿児島県の松山文子さんから熊本県の紺屋本裕美子さんに渡され、「女性が元気なら、農民連全体が明るく元気になる! 来年は宮崎で会いましょう」と約束し合い、閉会しました。
(福岡・若宮農民組合 藤嶋嘉子)
(新聞「農民」2016.12.19付)
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