いかんぜよ!改憲
はたらく女性の中央集会
日本の農業壊すTPP
反対の声さらに大きく
「いかんぜよ!改憲 つくろう憲法輝く社会を 実現しよう! ジェンダー平等 ひろげよう!いのち・くらし・平和守る女性の共同を」――第61回はたらく女性の中央集会が、11月26、27の両日、高知市で開かれ、農民連女性部をはじめ、全国からのべ1100人の女性が集いました。高知・土佐文旦産直協同組合の女性部からも8人が、初めて参加しました。
1日目の第6分科会は、「食の安全と地域経済―農業者と消費者と手をつないで」をテーマに開催。愛媛大学アカデミックアドバイザーで、愛媛県食健連会長の村田武さんが講演しました。
高知市は園芸王国であり、野菜の生産量も多く、米も果物も生産しています。分科会では、こうした豊かな地元の食材を生かした高知市の地産地消の学校給食の取り組みも報告され、「安全、安心な食料を子どもたちに食べさせることが大切」との発言がありました。
また、「安心して食べる物を必要としているのは生産者も消費者も同じ」という意見や、「一人ひとりの消費者が日本の野菜や米、果物をもっと食べて、国産の農産物の需要が増えることが、供給する側の農業生産者の後継者の育成にもつながっていく。未来に希望があれば後継者も農業を続けていける」「日本の農業を守るには、皆の力が必要。みんなでTPPに反対しよう」などの発言が交わされました。
そのほか、物産展で販売したショウガの佃煮のレシピを紹介したり、参加者全員が一言ずつ発言し、あっという間の分科会でした。
2日目の全体会では、「主語を“私”にして読む日本国憲法」と題して、全国おばちゃん党代表代行の谷口真由美さんが記念講演。女性ならではの視点からの話でわかりやすく、楽しく聞きました。
「たたかいの交流」では、農民連女性部も「TPP批准阻止にむけ、国会の会期延長を止めよう」と訴えました。
(高知・土佐文旦産直農協 種田京子、野田睦美)
(新聞「農民」2016.12.19付)
|