“絶対批准させたくない!”
『TPPブックレット』230部以上普及
茨城・筑西市農業委員県西農民センター会員
国府田(こうだ)喜久男さん(70)
茨城県筑西市の農業委員で、茨城県西農民センター朝市部会部長の国府田喜久男さん(70)は、10月15日に開催された「TPP批准させない 10・15 1万人行動」に農民センターのバスで友人を誘って参加しました。
農協・農業委員や
近所の人に訴え回る
「緊急署名」をあわせ持って
行きのバスで手にした、ブックレット『続・そうだったのか!TPP24のギモン』を早速読み、日頃から「TPPについて、わかったつもりで理解していない人や、農業だけの問題だと勘違いしている人が多いな」と、危機感を覚えていた国府田さん。「これはわかりやすくて読みやすい。周りに勧めてTPPの危険な中身を知ってもらおう」と思いたち、すぐに農民センターに50部注文し、手元に届いた日から訪問、対話をスタート。
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国府田さん(中央) |
近所の人や農民センターの朝市部員に勧めただけでなく、農協、農業共済組合などを訪問し、「要点がまとめられたとてもわかりやすいテキスト。ぜひ読んでほしい」と呼びかけ、20部、30部と広げていきました。
他にも、地元の商工まつりで「一部100円」と書いて並べておいてみたら、10人ほどが手にとってくれたこと、農業委員会事務局の職員に勧め、そののち委員会終了後に参加委員に訴えたところ、農業委員長はじめ7割以上の人が協力してくれた、などなど。
結果、現在までに230部広げたとの報告を受けました。
短期間で200部以上配布のコツは? と尋ねると「100円という価格設定が良かったのと、TPPへの関心が高まっているということもあるし…強いて言えば、TPPを絶対批准させたくないという強い気持ちかな」と答えました。
(茨城県西農民センター 久保幸子)
(新聞「農民」2016.12.5付)
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