TPP批准阻止
緊急座り込み
安倍政権倒し農業を守ろう
議員要請行動も
衆議院のTPP特別委員会での審議が10月14日から始まり、政府・与党が28日にも委員会採決を狙うという、TPP情勢が緊迫の度を強めるなか、全国食健連と国民大運動実行委員会、中央社保協は共同で18、19の両日、国会前でTPP批准阻止の緊急座り込み行動と、議員要請行動を行いました。
国会報告にかけつけた日本共産党の畠山和也衆院議員は、「14日のTPP特別委員会で、安倍政権が“例外を勝ち取った”と誇る牛肉のセーフガードについて、数値を示して『日本の畜産が壊滅状態になるまで発動しない内容だ』と迫ったが、安倍首相は『いや、例外を勝ち取ったから、それでいい』と強弁した。しかも再協議で前倒し撤廃される可能性すらあり、これでは日本の農業は守れない。TPPはまだまだ議論が始まったばかり。強行採決など絶対許されない。国会内外で力を合わせよう」と、呼びかけました。
千葉からはせ参じた酒々井町の米農家、竹尾忠雄さんは、「TPPを推進する安倍政治を転換しなければ、日本の農業は守れない。安倍首相は水田の多面的機能などを持ちあげるが、それなら再生産可能な米価を保障するべき。国民の共同でTPPを批准させない運動を広げていこう」と訴えました。
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「強行採決など許されない」と訴える竹尾さん(左端) |
(新聞「農民」2016.10.31付)
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