TPP
国会情勢緊迫
ルール無視、
暴走続ける安倍政権
TPP情勢が緊迫しています。安倍政権は、TPPの月内衆院通過をめざして、国会のルールを無視した暴走を続けています。
TPP特別委員会は10月21日、参考人質疑を与党の参考人招致のみで強行しました。与党だけでの参考人質疑の開催強行は前例のない暴挙です。
異常な議会運営はこれにとどまりません。SBS(売買同時入札)米の価格偽装や協定文の誤訳など審議の前提に関わる問題は棚上げしたまま与党は審議入りを強行。28日採択の強硬姿勢を崩してはいません。
19日には山本農水大臣の「強行採決するかどうかは、(衆院議運委員長の)佐藤勉さんが決めるだろう。だから私ははせ参じた」(18日)との発言で委員会が空転中に、与野党合意がないまま塩谷立特別委員長の職権で委員会を再開。民進、共産両党の委員が退席するなか、地方公聴会開催を決定しました。衆院月内通過ありきの強硬姿勢は異常です。
国会では、民進、共産、自由、社民の野党4党が、山本農水相の辞職と、徹底した審議を求めて、結束して対応していくことを確認しています。
農民連は、「職権を乱用する塩谷立TPP特別長、与党と維新のTPP特別委員に抗議ファクスを、野党委員に激励ファクスを、地元選出の国会議員に抗議・激励ファクスを送りましょう」と呼びかけています。地元選出議員の地元事務所への要請も行いましょう。
また、25日から27日まで全国食健連の国会前での座り込み行動(12時15分〜午後4時)、28日(午前10時〜午後4時)は「全国共同行動」の座り込み行動に合流します。
(新聞「農民」2016.10.31付)
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