「農民」記事データベース20161024-1235-03

TPPいらない
批准阻止するぞ

福島・安達地方農民連
抗議の軽トラパレード

関連/審議入りに絶対反対


 福島県の安達地方農民連は10月7日、TPP反対・抗議の軽トラパレードを行いました。今年で3回目になり、のべ25人が参加しました。晴天の中、軽トラック15台が本宮駅(本宮市)をスタートし、二本松市からはトラクター3台が加わって市内をパレードしました。

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トラクターも加わって市内をパレードしました

 市民や農作業の方に、「TPPによる影響はないとしてきた政府の説明はごまかしです。農業を守ろうとしない政府へ、農民の怒りをアピールしましょう」と軽快なリズムに乗せて宣伝しました。

 佐藤佐市会長開会のあいさつ

 佐藤佐市会長は始まりのあいさつで、「今日の行動は政府が国会批准を狙うTPPの問題を告発し、市民の皆さんと地域の皆さんとともに考え、批准を阻止するための行動です。福島の農村は原発事故で田や畑が荒れています。必要な時に安全・安心な食料を供給するのは私たち農民の仕事で、それを保証するのが国の仕事だと思います。TPPは農民自身の問題でもあり、国民全体の問題です」と訴えました。

 初めて参加した会員さんは「声をあげることが大事だと思ったから今日参加しました」「農民連の仲間と行動すると元気がでる」と感想を述べていました。

(「あだち地方農民連ニュース」から)


審議入りに絶対反対

TPP反対の全国共同行動
市民と国会議員が情報交換

 TPPを批准させない!全国共同行動は10月12日、2回目となる水曜日行動を行いました。国会議員会館内で行われた市民と国会議員の情報交換会では共産党から畠山和也、畑野君枝両衆院議員、民進党の福島伸享衆院議員、沖縄の風の伊波洋一参院議員から情勢の報告が行われました。

 畠山議員は「SBS米の価格偽装の調査結果は、調整金がどのように使われたのかという疑問に全く答えていない。特別委員会での審議入りの前提を欠いている」と指摘。「野党が力を合わせて頑張っていきたい」と述べました。

 続けて行われた国会前の抗議行動では農民連の吉川利明事務局長が発言しました。「SBS問題の調査は『米価に影響なし』という結論ありきの調査だったが、72%の輸入商社が調整金を支払ったことがあることが分かった。輸入米の価格を調整金が引き下げてきたことは明らかで、許せない大問題だ」と告発しました。

 また、消費者団体や、農協労働者、郵政労働者、ママの会などから発言があり、参加者で「TPPの審議入りは絶対反対」とコールをしました。

(新聞「農民」2016.10.24付)
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2016年10月

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