「農民」記事データベース20161024-1235-01

TPP批准ノー!
これが国民の声だ

10・15全国共同行動
東京・芝公園で集会・デモ
8000人が集結


 10月15、16両日は全国各地で、「TPPを批准するな!」の世論と運動が大きく盛り上がり、今国会で最大の焦点と位置づけ、TPPの批准をねらう安倍政権に痛打を与える週末となりました。

 15日は、「TPPを批准させない!全国共同行動」が主催する中央集会が東京・芝公園で開かれ、北海道から九州まで全国から約8000人が参加し、その約1割を農民連が担いました。集会後の銀座パレードでは、埼玉・千葉両県の農民連のトラクター、軽トラックが先頭を走り、沿道を歩く市民から注目を集め、「批准を絶対に阻止し、安倍政権を倒す共同を広げよう」とアピールしました。

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銀座までパレードする共同行動参加者

新潟県知事選
原発再稼働もTPPもダメ
米山 隆一さんが劇的勝利
(統一候補)

 16日投開票の新潟県知事選で、市民と共産、自由(旧生活)、社民、新社会、緑の5党が擁立した米山隆一氏が、自民・公明党推薦の森民夫氏=前長岡市長=を大接戦の末に破り初当選を果たしました。

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非とともに、審議入りしたTPP批准を許すかどうかが選挙の大争点になりました。選挙では官邸、自民党本部、電力業界を中心とする“原発村”の激烈な締め付けをはね返し、市民と野党による歴史的な大勝利となりました。

 米山氏の勝利にマスコミは「新潟県は全国1位のコメ産地で、知事選では環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も争点となった。それだけに17日から首相が出席して衆院特別委員会で行われる審議にも暗雲が立ちこめてきた」(17日付産経)と報道しています。

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初当選を喜ぶ米山氏(右から3人目)

 農民連は16日に、都内で全国代表者会議を開き、「TPP批准阻止、アベノミクス農政改革ストップ! 第22回全国大会を組織的な前進のなかで迎えよう!」と意思統一しました。

(いずれも次号で詳細を報道)

(新聞「農民」2016.10.24付)
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2016年10月

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