準産直米で仲間づくりを岡山県農民連が「米学習会」
より有利な生産と販売で前進を岡山県農民連の米部会は、8、9月の部会で、それぞれ地域支部の「米出荷目標」を決め、米を米屋さんを通して消費者に届ける準産直米の飛躍と会員拡大の取り組みを確認し合いました。
各地域で「米学習会」を開催し、米情勢と今年の米の価格を含めた特徴を報告し、農民連への出荷を広げようと取り組んでいます。 県連は、各地域ブロックへ、開催計画を立てるように要請しましたが、同時に県連による直接開催を4カ所で計画しました。さっそく9月29日に岡山市南区の灘崎、10月2日には興所の公民館で行いました。事前に新聞折り込みや電話での参加呼びかけも事務局で行いました。 以前の税金学習会は、チラシの配布だけでも大勢集まるということがありましたが、米学習会でチラシを配布しての参加というのは、久しぶりのことでした。 両会場とも、10人以上が参加し、これまで米を出していなかった会員やチラシをもって話を聞きに来たという人たちが集まり、質問も含めてにぎやかな学習交流ができました。 参加者からは、「価格、支払期日や条件は」「出荷先と集荷は」「出荷量は」などの活発な質問が出され、新しい出荷者が3人、家族と相談して決めたいという人が4人になり、現時点での出荷数量で新たに100俵ほど増えました。 岡山県では、「アケボノ」を中心に多様な品種を生産し、農家にとって、「より有利な生産と販売」をスローガンに、価格交渉もそこに重点を置いて話し合い、貴重な前進を必ず生かそうと決意しています。あと数カ所の計画も成功させたいと思います。 (岡山県農民連 坪井貞夫)
農民連の「税金ノート」の
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奈良の税金講座。左が講師の竹島さん |
講座の参加対象者は、部員経験3年以内の6人。講座の予定は、1回目「農民連の税金ノートの上手な書き方をマスターして、会員に伝える」、2回目「所得税法10種類の所得分類とそれぞれの所得額の計算を覚える」、3回目「所得税法の所得控除、税額控除の分類とその計算を覚える」、4回目「申告書作成上の注意点と消費税申告の基本点を学ぶ」、5回目「これまでの各自の到達点の確認と課題を明確化する」の計5回。模擬問題など実習を交えながら行います。
開催期間は2017年1月中旬まで。5回の講義と実習を通じて税対部員全員の目標は(1)税金ノート(農業、不動産、事業)の記帳援助ができること(2)扶養の付け替えなど家族全体を見渡した農業、不動産、事業に関する確定申告書の書き込みをマスターすることです。
初めて参加した居山正浩さんは「税理士法に抵触するのではと、心配もありましたが、農民連の申告は自主計算・自主申告で会員同士が教えあって勉強することであると確認でき、いっそうやる気が出てきました」と語ります。また、昨年11月から北和センターの専従職員になった井上和恵さんは「今年の春の大運動はぶっつけ本番でやりましたが、座学と実習で理論的な裏づけができて自信につながりそうです」と感想を述べています。
[2016年10月]
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